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イベント/旅行/デザイン/おいしいもの...

犬ゾリでカナダ・ホワイトホースの凍ったタキーニ川を走る

[Report] おでかけ [Report] 旅行記

カナダのホワイトホースへオーロラ目指して旅行をすることになった際、是が非でもあわせて体験したいと希望をしたのが犬ゾリである。
以前にカナダに行っていた友人から「犬ゾリはたのしい」と聞き、いつかタイミングがあれば乗りたいと考えていた。


ツアー旅行のオプショナルで手配されたのが、犬がおよそ150匹もいる「Muktuk Adventures」だ。
ここは冬シーズンの犬ゾリのほか、ほぼ1年中、犬と共に遊ぶアトラクションがいくつか用意されている。
ユーコン・クエストという犬ゾリレースで過去何度も優勝した経験のあるオーナーが設立したとのこと。

Muktuk Adventures Sled Dog Adventures | Yukon Dog Mushing and Bed & Breakfast


空港からアラスカハイウェイを北の方に進んだ場所にあるため、ホテルで待ち合わせし車で迎えにきてもらう。
1時間ほどかけてようやく車を降りると、広い敷地のところかしこに犬がいた。こんなに多くの犬を見たのははじめてだ。

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犬ゾリ現役の若い犬たちは外に小屋があり、引退した年齢の高めな犬たちは小屋のなかでのんびりと昼寝をしていた。
これだけ多くの犬、面倒をみるのはさぞ大変だろうと思っていたがどうやらあちこちからボランティアで人がやってきているとのこと。住み込みで多くの犬たちと一緒に暮らす生活は、犬好きな人にはたまらないのかもしれない。

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小屋のなかでまずはケガなどしても自己責任であるという旨の契約書にサインをする。
サインが終わったら必要な人にはブーツや防寒具類などが貸し出されその場で着替えていく。スピードが出て結構な冷えを感じること、また犬たちが興奮すると粗相をしてよごしてしまうということで、防寒具がない人は遠慮なく借りた方がよさそうだ。

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身支度がすんだら荷物は小屋においたまま、外でソリの操縦方法を習う。
てっきり犬ゾリとは大きいソリを犬がひっぱり、こちらは乗せてもらうだけ……とおもっていたのだが、なんとソリを操縦させてもらえるとのこと。ひと1人が中に座れるくらいの大きさで、ソリを操縦する人が後ろ側にたち、足元にあるブレーキを使ってうまくスピード調整していく形で、操作自体を覚えるのはかんたんだった。とはいえ初めての体験に緊張しないといえばうそになる。

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操縦方法を教わったあと、ソリを割り振られ、ソリごとにひっぱってくれる犬をスタッフの人が選んでいく。

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この選抜時の犬たちのアピール加減は、なんというか、壮絶だった。犬ゾリはだいたい5〜6匹の犬が1つのソリに付くかたちで先頭にリーダーが立ち、その後ろにバランスをみて他の犬たちが付けられていくのだが……やはりなんといっても体力勝負。元気のよさをアピールしたもの勝ちということを彼らもわかっているのだろう。選抜が始まったとわかるやいなや、ものっすごい吠えとジャンプとかけまわりによる自己PRが一斉に始まった。人間のが気後れしてしまうほどの迫力である。

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今回は計5台のソリが一緒に走るということで、総勢30匹ほどの犬たちが選ばれた。
それぞれ2人ペアになり、行きと帰りで操縦を交代する形でいよいよ出発。

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この日は天気もよく、気温も−7℃前後とそれほど寒くなくアクティビティ日和だった。行きはソリに乗り込む側になり、犬たちとの距離感の近さにおっかなびっくり、自然のなかを爽快に進む楽しさを満喫した。
今回走ったのはタキーニ川という、ホワイトホースを横断する長い川の一部だ。川だと言われるまでまったく気づかないほど雪が積もっていたが、いわれてみるとなるほど、谷底というような雰囲気の土壁が日に照らされてきれいだった。


列全体に問題がないか途中途中で休憩をいれたりすると、途端に犬たちが遊びはじめる。

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折り返し地点で操縦を交代して操縦席に立つと、座っているのとはまたまったく違う爽快感がたのしい。自然を見る余裕もどちらかというと操縦しているときのほうがあったかもしれない(中に乗り込んでいるときは冷えとの戦いだった)。
帰り道の方が行きと比べて犬たちの興奮も落ち着いてくるので操縦しやすかったというのもあっただろう。
犬ゾリの操縦は本当に楽しくて、帰り道はあっという間だった。

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またこのMuktuk AdventuresではアクティビティだけではなくAir B&Bも受け付けているそうだ。
街からはだいぶ離れているが、自然と雪と犬を満喫するには間違いない場所だろう。


契約書は日本語も用意されているが基本的に施設内は英語でのやり取りとなるため、コミュニケーションに不安のある人は日本語対応しているカナダのツアー会社「Arctic Range Adventure」から問い合わせるのがよさそうだ。

www.arcticrange.com