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シンガポールでNARUTOライブ・スペクタクルをみて感動は国を超えると実感した

日本での千秋楽ライブ・ビューイングを見終えて、いてもたってもいられなくなりシンガポール公演を見に行くことにしたのが4月末のこと。


シンガポールの舞台はユニバーサル・スタジオ・シンガポールがあることでも有名な観光地、セントーサ島だ。
その中のリゾート・ワールドエリア内にあるシアターでNARUTOライブ・スペクタクルは行われた。

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会場の前ではグッズ目当ての人の列や、大きな看板の前で記念写真を撮る人などでごった返していた。
グッズは日本で販売されていたものからだいぶしぼられていて、日本版パンフレット、ブロマイドのみだった。

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チケット窓口にはシンガポール向けのチラシがおかれていた。

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会場はいって入口のところに作者である岸本先生と週刊少年ジャンプからの花が飾られていた。

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ここリゾート・ワールド・シアターではサーカスやらライブやらが普段行われているところらしく、日本では会場内での飲食物の持ち込みが厳禁となっていたが、こちらでは館内にあるフードショップで購入して会場に持ち込めるようになっていた。途中、ライブ中の飲食はやめるようにアナウンスが流れていた。

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日本の東京会場よりもだいぶ広めで、ステージは半円形になっていた。そのせいか左右の旗の位置など若干日本より前よりになっていた気がする。世界観に奥行きが感じられていいステージだなとおもった。


ライブは日本語で行われ、ステージ両脇の画面に英文、中文の字幕が表示される形だった。これは日本では有料で提供されていたMOVERIOで見られる翻訳と同じもののようだった。翻訳にどうも偏りがあるように感じられるので、もうすこし翻訳は今後調整してほしいともおもうが、もしかすると海外版のNARUTOの台詞がそんなかんじなのだろうか。
また細いリアクションなどは翻訳されていなかったので、現地の人にどこまで伝わったのかなぁと気になった。


ベースのストーリーは日本語で演じられていたが、ところどころキャストさんの心配りで英語で台詞が展開される場面もあった。
ナルトと自来也が湯元で初めて会ったシーンでお色気の術をみた自来也が鼻血をだす場面では「Oh my God! My nose is bleeding!!」や、自己紹介の見栄きり後には「Clap your hans!!」など。
また、サスケが里をでてしまった後、下忍メンバーで追いかけるシーンで十班が猪鹿蝶フォーメーション展開後、退場がてらに声をかけあう場面では「I'm hungry!!!」「What do you wanna eat?」「Chilli Crab〜!!!!(シンガポールの名物料理)」など、すべて英語でおこなわれ大いに盛り上がっていた。



海外で人気なのは我愛羅なようで、登場のたびに声があがっていた。ステージの動きに対してすなおな反応があがるのは海外ならではないだろうか。
それを鑑みてか、我愛羅vsカブトの戦闘シーンが日本よりもだいぶ長めになっていた。客席の通路の方へ出てのスタンドアクションは大変な盛り上がりを見せていた。



またこの会場の音響・プロジェクターの性能がとてもよく、日本では聞き取りづらかったつぶやきのような台詞もきれいにきちんとひろわれていたり、ステージ背景に映し出される映像の鮮明さがすばらしかった。DVDに収録するのであればぜひあの鮮やかさを採用してもらえればうれしい。


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日本で見たステージを改めてシンガポールでみて、何よりも国を超えて同じものを同じように楽しみ、おどろき、悲しんでいるその空気感に感動がとまらなかった。最高の作品は、人も文化も場所も関係なく、本当に楽しめるものなんだということが何よりうれしかった。
自分の大好きな影分身や自己紹介の演出で、あんなに声をあげて喜んでいるのを一緒に体感して泣けてしまった。
NARUTOという作品はもちろん、NARUTOライブ・スペクタクルという作品を色んな形で体感できて本当によかった。
ステージをつくってくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいだ。



海外を含めたすべての講演が終了し、なんだかとてもとてもさみしい気分を味わっている。8月のDVD発売が待ちどおしい。
でもやっぱりもう一度ステージで、NARUTOのみんなをみたい。続きがみたい。



またどこかで会える日がきますように。