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イベント/旅行/デザイン/おいしいもの...

熊本・阿蘇の草原で食べるおにぎりのおいしさときたら。 #阿蘇あか牛家族レポーター

熊本県主催の観光ツアーに参加させていただいて、2年ぶりに熊本県の阿蘇へ1泊2日で行ってきました。


前回:熊本の草食男子はとってもおいしいよ!
http://d.hatena.ne.jp/akuyan/20120329/p1


先日長崎に行くときにも乗ったばかりのソラシドエアさんで羽田から熊本県までひとっとび。なんと行きの機体はくまモン号!さすがソラシドエアさん協賛ツアー。こにくい演出してくれます。




熊本・阿蘇空港から貸し切りバスでまず向かったのは大観峰。阿蘇はその昔大きな山が噴火して大爆発してカルデラになった場所。町をぐるりと高い山々が囲みます。その中でも大観峰は、阿蘇の町、山を一望できる超絶景スポット!
あか牛がのんびり草を食べている草原の中を走っていく道路はドライブコースとしても大人気。



みてください、このいい眺め!いい天気で空気もおいしい!
ソフトクリームもおいしい!


草原であか牛を買ってる牧場さんから直搬入された、めっちゃ新鮮な牛乳をつかったソフトクリーム。おいしくないわけない。


さて。もちろん阿蘇のおいしさも楽しみつつも、今回のメインは阿蘇草原の輪地切り体験。
輪地切り体験という言葉自体、初めて聞く方も多いのではないかとおもいます。



まずチラッとサクッと熊本・阿蘇の草原についてお話させていただくと。
なんだかすんごいきれいな草原が2万2千ヘクタールも阿蘇にあるっぽい、というのは写真を見て察していただくとして、しかしこのきれいな草原は500%、地元の方の努力によって保たれているものなのです。



まぁ草原ってね、放っておいたら草ぼーぼーになっちゃうわけですよ。更にそれを放っておくとにょきにょきと留まることなく草木は育ち続け、それらはいつしか森になってしまいます。
「自然が元気ならいいんでない?」と思ったりもしますが、森になってしまうと草原でしか生きられなかった生物がおいやられてしまって生態系が崩れてしまったりします。
しかも、この阿蘇の草原、れっきとした世界遺産です!でも「ちゃんとこのきれいさを維持できる体制があること」というのが注釈としてあるのです。
すでに人の手がまわらず森になってしまってどうしようもできなくなっているエリアも出てきていたりと、阿蘇の草原維持はかなり深刻な問題になってきています。



そこでどうやってきれいな草原を保っているかというと、まるっと草木を焼いてしまう「野焼き」というなんとも大胆な方法で、でも大昔から草原を守ってきているそうなんです。なんかもうちょっとうまいことできないんかしらとも思うんですが、斜面も多いし、広大だし、なかなか機械に頼って放置というわけにもいかないそう。
草木を春先に全体的に焼いてしまうことで、焼いた草がまた地面をつくって新しい草をはやす肥料となっていきます。
ただもちろん、いきなり草原に火をいれたんじゃあ大惨事になってしまうので色々と下準備をするんですが、その準備の1つが輪地切りという作業になります。
輪地切りとは草木で防火堤をつくる作業のことになります。



次の春先に野焼きする地域の外周をまるっとカッターでガンガン刈っていきます。
刈った草木を内側によせて、隣のまだ焼きたくない草原に燃え移らないようにするわけです。
まー、それでも燃え移るときは移るので、そんときは人力で消すそうですが…。



今回自分たちは体験だったので、一部のこしておいてもらったところをちょっとぱかしお手伝いさせてもらいました。指導してくださったのは、阿蘇グリーンストックボランティアの皆さん。
この草原維持活動はほとんどがボランティアの皆さんの活躍によってなりたっているとのことで、会社をやめたあとボランティアを始めて生き甲斐にされている方も多いんだそうです。
そんなわけで、いくつかのチームにわけてリーダーのおじいちゃんに導かれつつ刈られた草をよせていきました。




一仕事おわったらみんなで草原でお昼ご飯。
草原の空気は本当に気持ちよくて、普通のおにぎりも倍おいしい。
熊本の米おいしい。




この超きもちいい大観峰まわりの草原、通常は一般の人は入ることができません。
入ることができるのは…ボランティアの人のみ!この草原に入りたくばボランティアに入るのです(洗脳
草原維持のためのボランティアは輪地切りや野焼きなど、何回かにわけて募集しているので、ちょっと興味あるかもって人は公式サイトを見てみてください。

野焼き・輪地切り支援ボランティア初心者研修会のお知らせ – 公益財団法人 阿蘇グリーンストック
http://www.asogreenstock.com/2013/12/%E9%87%8E%E7%84%BC%E3%81%8D%E3%83%BB%E8%BC%AA%E5%9C%B0%E5%88%87%E3%82%8A%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E5%88%9D%E5%BF%83%E8%80%85%E7%A0%94%E4%BF%AE%E4%BC%9A/


ボランティアの人の高齢化もまた悩ましい問題ということなので、若い人大★歓★迎らしいですよ!




まぁもちろんちょっと熊本遠いわ、むりだわって人もいると思いますよ。わかります。そんなあなたにもできる阿蘇の草原維持お手伝い!それは!
あか牛を食べること!!!


阿蘇の草原でむっしゃむしゃと草を食べているあか牛さんたち。ちなみに皆さんレディーで、ジェントルマンは草原にはおりません。
そんなあか牛さんたちもまた、草原維持にとても活躍していまして、彼女たちがむしゃむしゃ食べてくれることで草原が伸びすぎずいいかんじになってくれているのです。そして広大な草原でのんびり育った彼女たちは超おいしいのです。
あか牛をみんなが食べる→あか牛のおいしさにハマる→あか牛大人気!→あか牛出荷率うp→草原に放たれるあか牛増える→草原維持ラクラク、という熊本県の恐るべき陰謀ですが寛容なお心のある方はぜひのってあげてください。
そうそう、あか牛をまるまる一頭購入できる制度もあるとかで、申し込むと名前がつけられて成長と共にそのあか牛の写真が送られてきて、最後にお肉になって届くそうです。なんともシュールな制度ですが、申し込みたい…。

あか牛オーナー制度 – 公益財団法人 阿蘇グリーンストック
http://www.asogreenstock.com/owner/


まるまる一頭分で1口30万なので、複数人で申し込んだ方がよさそうです。30人集めたらなんとかなるのかな…
東京にもあか牛が食べられるお店はいくつかあるようなので、行ってみたいところです。


前回野焼きを見逃してしまったので、今回輪地切りした草原が野焼きされるときに見に来れたらいいなぁと思っていますが、野焼きの時期は飛行機もホテルも混み混みらしいので、もし興味ある方はおはやめに。