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本か電子書籍で買うかを「自分の子供に読んでほしいか」どうかで決めるというマイルールの話

小さい頃から本が好きです。漫画や小説を時間とお金が許す限り読んできて、小中学生のころは買いすぎて怒られるのも日常茶飯事でした。ちなみにエッセイとかノンフィクションものは苦手で、伝記は好きです。


とはいえ大好きな本の1番の問題は置き場所です。増えれば増えるほど管理が大変だし、また読み返したいと思っても発掘が大変になります。



そうして社会人になった今、電子書籍がメジャーになってきて本の置き場所を気にせず買えるようになりました。
置く場所も本屋さんが空いてる時間も気にせず買える電子書籍はラクすぎて、いつか破産するんじゃないのかっていうレベルで買いすぎて逆に危ないです。だれかとめて。一ヶ月あたり予算設定して買える機能を切実に熱望しつつも、それでも自分は”本”というそのもの自身も好きなので、本屋さんで本を買う時間もなくしたくはありません。



そこでどうやって電子書籍と実物の本を買うかを切り分けようかと考えてみた時に、最初は「特に好きな漫画は”本”で買おう」と考えました。
ただこの”好き”という基準は実のところ曖昧で、電書で買ってる本でも好きなものはもちろんあるし、先に”本”で買っているから愛着があるだけな可能性もあるし、あんまり自分の中でしっくりきませんでした。
好きという思いの他に、何かもう一要素付け加えるとしたら…そう考えて思いついたマイルールが「自分にもし子供ができたときに読んでほしいと思うものを”本”で持とう」というものでした。
自分の子供に読んでほしいという視点は、面白く好きなのものという側面はもちろんのこと、何か違う意味で自分の心にあるものであるというなんだか言葉にしにくい部分をかたどってみたかんじですかね。というかたぶん、自分自身が親の持っていた漫画を読んで育っているので、何かしらそこに思うところがあるんだろうなぁと。ちなみに親が持っていて読ませてくれた漫画は「ガラスの仮面」「有閑倶楽部」、小説では北方謙三さんの「挑戦シリーズ」などなどでした。こうして思い返すと、これらの作品の自分に対する影響力がはんぱないので、子供の頃に読む本って大事なんだなとおもいます。まぁ子供ができる予定なんてさっぱりないんですけどね☆ミ



これを決めてから漫画を本屋さんで買ったときの「ああ、また買ってしまった…どこにしまおう…」という罪悪感はなくなりましたが、代わりに電書で買いすぎて、やっぱり泣きそうです。
本をバラバラにして自炊して電書にするのは個人的な嗜好に合わないので、本で持っていて電書に変えたい場合は古本屋に本を売って電書で買いなおすようにしています。古本屋に対する意見は色々あると思うんですが、自分は過去にバイブルともいえる本に古本屋で出会っていて、そのあとリメイク版など全て正規に購入までした経験から言わせてもらえれば、古本屋だって本と出会う大事な場所であることには変わりないので、本好き同士であるなら揶揄するのは野暮な気もしています。


また今回決めたのは漫画に対してだけで、実はいまのところ小説は電書で買わないようにしています。破産するから。
あとなんだかんだ小説はジャケ買い派なので、どうしても電書だといい本を見つけにくいんですよね。小説を本屋さんで探すわくわく感が好きなので、しばらくこれはこれでよいかなと考えています。
もう一つ小説を本で買う大事な点として、電気使わないというのもあり、じっくり読みたい小説はプチ節電のためにも、本で持つ方が自分にあっているみたいです。スマホの電池ないときでも読める本って最高です!


今年はさらに色んな本が電子書籍として出てくるとおもいますが、本も電書もそれぞれいい形で共存できていくといいですよね。


ああ、本屋さんに住みたい。