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いじめと認められないいじめ

いじめって聞くと、肉体的な暴力とか、言葉の暴力とか、物理的な暴力とかが目にみえてわかりやすくいじめと認識されるけど、世の中にはもっと静かで見てもいじめとわからないいじめと、悪意のないいじめはもっといっぱいあるんだろうなっていうのと、自分がそういう風に「傷つける側」にまわってしまわないようにしたいと思う。



静かないじめ


小学1年生の頃に仲良しだった子たちから小学2年生になった頃に無視されるようになった。
原因はどうやらそのリーダー的な子の好きな男の子が、自分と同じマンションに住んでるからということろっぽかったのだけど、でもずっと仲良くしてた子たちとまったく話せなく遊べなくなって、ものすごくつらかった。
目に見えて嫌がらせとかは全くなくて、ただただ無視されただけだった。でもそれだけで学校に行きたくなくなるくらいにはつらかった。
ある朝普通に学校行くためにでかけて、途中で泣きながら家に戻ってきて「学校に行きたくない」と訴えた。
そのときにお母さんに言われたことは、実はあんまりよく覚えていないのだけど、でもなんとなく「その子たちとしか遊べないわけじゃないんだよ」みたいなことを言ってくれてたような気がする。


これについては最終的に、そのグループ以外の子たちが「あの子たちのことは気にせず遊ぼう」って言ってくれたのと、タイミングよく親の転勤とあって、周りに助けられる形になって助けられた。



悪意のないいじめ


20歳くらいの頃よく遊ぶグループの中に、ちょっと抜けている子がいた。
その子はいい意味で抜けてて、簡単にいえばドジっこみたいなかんじで、かわいくてステキな子だった。
その子がたまにドジっちゃうと「おまえまたドジやったのかぁw」とイジる人たちがいた。
でも彼らはどちらかというと、その子のことが大好きで、大好きが故のイジりなのは周りもわかっていたけど、そのイジられていた彼女はそうじゃなかった。イジられるたびにとても本気でいやがっていた。


なんであの人は私がミスしたことを面白そうに笑うのか。
なんであんな言い方されなければならないのか。
ああいう風に言われるのが本当にいやでいやで仕方ない。


彼女はイジる人たちに対して「そういう風にいうのやめて」と言っていたけど、彼らはそれを本気で受け取らなかった。
そしてだんだん彼女は精神的に追い詰められていった。だからもう、彼らに関わるのやめようと提案した。
向こうが気づかないなら、こっちから逃げようと言って彼女と彼らが会うことを避けるようにした。


彼らと関わらなくなって、彼女は元気になった。




傷つけられている側に「逃げよう」と言ってあげられるのは、その周りにいる人たちだけだとおもう。
傷ついてときに「逃げる」っていう選択肢を思い浮かばせるのはむずかしい。だって、今の現実から一番逃げたいと思ってるのは自分自身だけど、その逃げ方がわからなくて苦しいんだから。
だから、もしつらいものと戦ってる人がいたら「逃げよう」って言ってあげたい。